腰痛
腰痛には重い物を持ち上げようとしたときなどに突然、腰に激痛がおこる急性の腰痛(ギックリ腰)や、長引いたり繰り返す慢性の腰痛があります。また、内臓の病気にともなう腰痛や、こころのストレスからくる心因性の腰痛もあります。
原因
姿勢、動作(内臓下垂、不自然な腹圧)、からだの柔軟性、運動不足、過労、体重の増加、そして精神的なストレスなどが考えられます。
姿勢について
ヒトは二足歩行と引き換えに腰痛と内臓下垂、さらに難産という三重の苦難を背負ったといわれています。
したがって、健康な毎日をすごしていくためには、できるだけ腰に負担のかからない姿勢、できるだけ内臓が下垂しない姿勢を身につけることが重要になります。
治療
自然との調和
腰痛は生活習慣病という見方をすることができます。生活習慣病を治すためには生活を正して自然治癒力を高めていけばよいのです。そのためには、ふだんの「呼吸」「睡眠」「食事」「運動」「心の持ち方」などの生活習慣をひとつひとつ見直していくことが大切です。腰痛は「運動・姿勢」と「食事・体重」を見直していくことが基本となります。
症状(部分)だけをみるのではなく生活(全体)をみる
からだは丸ごと全体でひとつです。症状として表れている腰痛を部分的に治そうとするのではなく生活習慣(姿勢、食事)を見直して全体(全身)をよくしていくことが大切です。生活を正して(原因を正して)からだ全体の気の流れ、血液の流れをよくすることによって部分的に表れている腰痛は自然に治ってくれます。
体操療法・整体
体操療法(おじぎ体操、インナーマッスル体操)で姿勢を整えます。姿勢を正すと腰部や膝、首などに負担がかからなくなります。からだの歪みも整ってきます。そして、結果的に腰痛や膝痛、肩こり、脊椎すべり症、坐骨神経痛、腰部脊柱管狭窄症などが連動して改善してくれます。
さまざまな症状は体を守ろうとする大切なお知らせです
腰痛などのさまざまな症状はからだを守ろうとするありがたいお知らせです。このままの生活を続けているとやがては坐骨神経痛や腰部脊柱管狭窄症、痔、鼠径ヘルニアなどになることも考えられますよ、というシグナルでもあります。その場しのぎの治療ではなく、しっかりと原因(生活)を正して根本的に治すことが大切です。
できるだけ早い段階で(腰痛の段階で)、これまでの自分自身の生活を見つめ直して健康な体に戻しておくことが重要です。
不自然な生活を続けた場合
一般的な『からだ』と『こころ』の変化
- からだ
- 肩こりがする
- お通じがわるくなる
- 腰痛になる
- 痔になる
- アレルギー性疾患になる
- 下腹がぽっこりと出る
- 鼠径ヘルニアになる
- がんになる
- 膠原病になる
- 不健康な体になる
- こころ
- 気持ちが不快になる
- 考え方が後向きになる
- 朝、起きれなくなる
- 元気がなくなる
- 表情が暗くなる
- うつ病になる
- 神経症になる
- 統合失調症になる
- 認知症になる
- 不健康な心になる
できるだけ自然な生活に戻した場合
一般的な『からだ』と『こころ』の変化
- からだ
- 肩こりが楽になる
- お通じがよくなる
- 腰痛が楽になる
- 痔が改善する
- アレルギー性疾患が改善する
- おなかが引き締まる
- 鼠径ヘルニアが改善する
- がんが改善する
- 膠原病が改善する
- 健康(健やかな体)になる
- こころ
- 気持ちが楽になる
- 考え方が前向きになる
- 朝、早く起きたくなる
- 気力が湧いてくる
- 表情が豊かになる
- うつ病が改善する
- 神経症が改善する
- 統合失調症が改善する
- 認知症が改善する
- 健康(康らかな心)になる