1. 腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁(70%)
  2. 溢流性尿失禁、反射性尿失禁、機能性尿失禁(30%)

尿漏れとは自分の意思に反して尿がもれること。中高年の人に多い。

腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁
腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁は姿勢を正すこと(体操療法)、体重を減らすこと、腸内環境をよくすること(食事療法)で自分で治すことができます。
施術者の役割はそのためのアドバイスやお手伝いをすることです。

原因

精神的なストレスや不自然な姿勢・動作(骨格のゆがみ、内臓下垂、不自然な腹圧)、体重の増加、薬の常用、前立腺などの手術が考えられます。
出産、便秘、前立腺肥大などがきっかけとなることもあります。

姿勢について

ヒトは二足歩行と引き換えに腰痛と内臓下垂、さらに尿漏れという三重の苦難を背負ったといわれています。
したがって、健康な毎日をすごしていくためには、できるだけ腰に負担のかからない姿勢、できるだけ内臓が下垂しない姿勢、できるだけ自然な腹圧がかかる姿勢を身につけることが重要になります。

姿勢(骨格)と自律神経
自律神経は脳、脊髄からはじまり背骨の中を通って全身の臓器や器官に分布しています。姿勢(骨格)が歪むと自律神経の働きがわるくなって内臓や感覚器の機能が低下します。そして、さまざまな症状(頻尿、頭痛、めまい、動悸、手足の冷えなど)が表れます。姿勢(骨格)を正すと自律神経の働きがよくなって内臓(泌尿器、生殖器など)や感覚器の機能が向上します。そして、さまざまな症状(頻尿、尿漏れ、生理不順など)が連動して改善します。

治療

自然との調和

尿もれは生活習慣病という見方をするとわかりやすくなります。生活習慣病を治すためには生活を正して自然治癒力・生命力を高めていけばよいのです。そのためには、ふだんの「呼吸」「睡眠」「食事」「運動」「心の持ち方」をひとつひとつ見直していくことが大切です。尿もれは「運動・姿勢」と「心の持ち方」を見直していくことが基本となります。

症状(部分)だけをみるのではなく生活(全体)をみる
からだは丸ごと全体でひとつです。症状(尿漏れなど)を部分的に治そうとするのではなく生活習慣(姿勢など)を見直して全体(全身)をよくしていくことが大切です。生活を正してからだ全体の気の流れ、血液の循環、そして骨格(背骨)を整えることによって部分(尿漏れなど)は、自然に治ってくれます。

体操療法・整体

おじぎ体操、骨盤底筋体操で姿勢を調えます(調身)、呼吸を調えます(調息)、こころを調えます(調心)。よい姿勢になるとお腹に力が入るようになり、自然な腹圧がかかるようになります。背骨(骨格)が整います。下垂した内臓も元の位置に戻ってくれます。からだが楽になるとこころも楽になってきます。からだとこころがリラックスすると自然治癒力・免疫力・生命力が高まります。
そして、結果的に尿もれや頻尿、前立腺肥大症、腰痛、肩こり、便秘、下痢、生理痛、冷え症などさまざまな症状が連動して改善します。

さまざまな症状は体を守ろうとする大切なお知らせです。
尿もれなどのさまざまな症状はからだを守ろうとするありがたいお知らせです。このままの生活を続けているとやがては骨盤臓器脱や鼠径ヘルニアなどになることも考えられますよ、というシグナルでもあります。その場しのぎの治療ではなく、しっかりと原因(生活)を正して根本的に治すことが大切です。できるだけ早い段階でこれまでの自分自身の生活を見つめ直して健康な体に戻しておくことが重要です。

骨盤底筋体操について

当院ではオリジナルの骨盤底筋体操を行っています。
インナーマッスル体操、体幹トレーニング体操というよび方もできます。

動きは少ないですが、横隔膜呼吸(腹式呼吸、背中呼吸)で行いますので気持ちのよい汗が出てきます。
骨盤底筋体操を行っていて肩や腰が疲れたりするようであれば、それは正しい方法で体操が行われていないからだと思われます。
自然な動き、自然な呼吸で体操すると自然に肛門や尿道、膣が締まり、下垂した内蔵(膀胱)も元の位置に戻ってくれます。

骨盤底筋体操の目的は骨盤底筋を鍛えることではなく、下垂した内蔵を元の位置に戻して骨盤底筋に負担がかかからないような体にすることが本来の目的です。内蔵が下垂したまま骨盤底筋を鍛えても疲れるだけで途中でやめてしまいたくなります。症状が改善することもありません。

正しい骨盤底筋体操を身につけると仙骨、尾骨に柔軟性が出てきて泌尿器、生殖器の機能がよくなります。
そして結果的に尿漏れや頻尿、前立腺肥大症、ED(勃起障害)、生理痛、子宮脱などが連動して改善してくれます

いつでも どこでも だれにでも かんたんにできます。

腹圧について

よい姿勢、よい動作で生活していると下腹に力が入り自然な腹圧がかかります。わるい姿勢、わるい動作で生活していると下腹に力が入らないため不自然な腹圧がかかります。

よい姿勢で自然な腹圧がかかる状態であれば激しいスポーツや力仕事をしても大丈夫です。
わるい姿勢で不自然な腹圧がかかると何げない動作で尿もれが生じたり、痔や鼠径ヘルニア、骨盤臓器脱などになることがあります。

健康な毎日をすごすためには、下腹に力が入り自然な腹圧がかかるような姿勢・動作を身につけることが大切です。

☆おすすめの本☆
「尿トラブルは自宅で治せる」 著者 楠山弘之 東洋経済新聞社

まちがった姿勢の場合
一般的な『からだ』と『こころ』の変化

  • からだ
  • 頭痛がする
  • 頻尿になる
  • 冷え症になる
  • 尿漏れがする
  • アレルギー性疾患になる
  • 下腹がぽっこりと出る
  • 鼠径ヘルニアになる
  • がんになる
  • 膠原病になる
  • 不健康な体になる
  • こころ
  • 不安になる
  • 考え方が後向きになる
  • 朝、起きれなくなる
  • 元気がなくなる
  • 表情が暗くなる
  • うつ病になる
  • 神経症になる
  • 統合失調症になる
  • 認知症になる
  • 不健康な心になる

よい姿勢の場合
一般的な『からだ』と『こころ』の変化

  • からだ
  • 頭痛が改善する
  • 頻尿が改善する
  • 冷え症が改善する
  • 尿漏れが改善する
  • アレルギー性疾患が改善する
  • おなかが引き締まる
  • 鼠径ヘルニアが改善する
  • がんが改善する
  • 膠原病が改善する
  • 健康(健やかな体)になる
  • こころ
  • 気持ちが楽になる
  • 考え方が前向きになる
  • 朝、早く起きたくなる
  • 気力が湧いてくる
  • 表情が豊かになる
  • うつ病が改善する
  • 神経症が改善する
  • 統合失調症が改善する
  • 認知症が改善する
  • 健康(康らかな心)になる

患者さんの声

  • 52才の女性。1週間に1回通院。尿もれ、鼻炎、冷え症を改善したい。
    2回目にひとこと「アレルギー性鼻炎がよくなってきました。武道の動きが楽になりました」
    4回目にひとこと「くしゃみをした時に尿もれしなくなりました」
    7回目にひとこと「長年の左肩の違和感がなくなりました」
    8回目にひとこと「足の指があたたかくなってきました」
  • 58才の女性。1週間に1回通院。頻尿、便秘、冷え症を改善したい
    3回目にひとこと「ふだんの生活の動作が楽になりました」
    6回目にひとこと「よくねむれるようになりました。夜間、トイレに行かないでいいようになりました。昼間の頻尿はまだあります」
    8回目にひとこと「この時季(11月28日)に汗をかくとは思わなかったわ」
  • 47才の男性。1週間に1回通院。尿もれ、便秘を改善したい。
    3回目にひとこと「小便をしたあと尿もれをしなくなりました」
    施術前にいつもトイレに長く入っていましたが、3回目からはトイレに行かなくなりました
  • 63才の女性。1週間に1回通院。頻尿、内臓下垂を改善したい
    8回目にひとこと「通院するとき、今日はじめて途中でトイレに行かなくてすみました」
  • 50才の女性。1週間に1回通院。尿もれ、下痢、腰痛、内臓下垂を改善したい
    3回目にひとこと「出産後の尿もれが改善しました」
    4回目にひとこと「便もれがしなくなりました。下着がよごれなくなりました」
    10回目にひとこと「鼠径部のふくらみ(水腫)がなくなりました。手術をしないでよかった」
    11回目にひとこと「おじぎ体操はきついけれど気持ちがよいです」
  • 61才の女性。1週間に1回通院。頻尿、腰痛、内臓下垂を改善したい
    2回目にひとこと「よく眠れるようになりました。夜間、トイレに行かなくなりました」
    3回目にひとこと「腰が楽になってきました」
    6回目にひとこと「夕方、歩いている時、目がはっきりみえることに気づきました」
    12回目にひとこと「鼠径部のふくらみはほとんどなくなりました」
  • 46才の女性。1週間に1回通院。頻尿、尿もれ、首コリ、肩コリ、冷え症を改善したい
    4回目にひとこと「くしゃみをした時に尿もれしなくなりました。頻尿はまだあります」
    7回目にひとこと「冷え症が改善しました。足の指があたたかくなってきています」
    9回目にひとこと「首コリ、肩コリは楽になっています」
  • 43才の女性。1週間に1回通院。尿もれ、肩コリ、背中のコリを改善したい
    1回目にひとこと「楽しかったです」
    3回目にひとこと「ズボンのベルトが少しゆるゆるになりました」
    8回目にひとこと「くしゃみをした時、尿もれしなくなりました」
  • 80才の男性。1週間に1回通院。頻尿、残尿感を改善したい
    3回目にひとこと「脚力が高まりました。気力が湧いてきました」
    4回目にひとこと「鼻の通りがよくなりました。右側のつまりがなくなりました」
    8回目にひとこと「目がシャキッとしてきました。前立腺肥大の薬はやめて様子をみています」
    12回目にひとこと「夜中にトイレに3回位いっていましたが今は1回です。いかない時もあります」
  • 85才の男性。1週間に1回通院。尿もれ、残尿感を改善したい
    7回目にひとこと「階段の上り下りが楽になりました」
    8回目にひとこと「からだの緊張感が抜けて、よくねむれるようになりました」
    10回目にひとこと「小便をしたあとの尿もれがなくなってきました」
    15回目にひとこと「サウナに入ったあとのようです」
    季節は冬(1月11日)なのに汗びっしょりです。85才とは思えない気力、体力です
  • 56才の男性。大阪から毎月、3日続けて通院。残尿感、痔、内臓下垂を改善したい
    3ヵ月目にひとこと「朝、起きた時、スッキリしています。目覚めがよくなりました。」
    4ヵ月目にひとこと「尿のキレがよくなった。小便のあとチョロチョロでなくなりました」
    6ヵ月目にひとこと「1年前に痔になり手術といわれたが、今はすっかり治っています」
  • 37才の女性。1週間に1回通院。尿もれ、肩コリ、内臓下垂を改善したい
    2回目にひとこと「肩こりが楽になりました」
    9回目にひとこと「鼠径部のふくらみ(脱腸)がなくなりました」
    12回目にひとこと「尿もれしなくなりました。ウエストがスッキリしてきました」
    24回目にひとこと「外反母趾、巻き爪が改善してきました」
  • 71才の男性。1週間に1回通院。頻尿、残尿感を改善したい
    20回目にひとこと「きのうの夜はトイレに1回しか行かなかった」
    25回目にひとこと 同伴している奥さんがひとこと「夜中にトイレに行かなくなったわよ」
  • 70才の女性。1週間に1回通院。頻尿、冷え症を改善したい
    5回目にひとこと「歩くのが楽になりました」
    10回目にひとこと「私はおじぎ体操がよく合っています。家族も喜んでいます」
    12回目にひとこと「足の指があたたかくなってきました。ゆたんぽはいらなくなりました」
    32回目にひとこと「以前は夜中、トイレに行くことが4~5回あったけれど、今は1~2回です。昼間もトイレにいく回数は少なくなってきています」
  • 52才の女性。1週間に1回通院。
    7回目にひとこと「どうしようもなかった左肩と左足がよくなりました」
    13回目にひとこと「お通じがよくなりました」
    40回目にひとこと「くしゃみをする時、尿もれをしなくなりました」
    42回目にひとこと「インターネットを通じて双葉整骨院に出会えてよかった。感謝です」
  • 78才の男性。1週間に1回通院。夜中のトイレの回数が多く睡眠の妨げとなって困っている
    4回目にひとこと「駅の階段の上り下りが楽になりました」
    8回目にひとこと「小便をする前の尿もれがしなくなりました」
    9回目にひとこと「20年間のんでいた花粉症の薬をやめました。大丈夫です。」
    10回目にひとこと「歩くのが早くなりました。今まではよぼよぼのおばあちゃんにも追い抜かれていました」
    11回目にひとこと「夜、2時間おきに目がさめていたが、3時間おきに目がさめるようになってきました」
    40回目にひとこと「イライラしなくなってきました。気持ちが楽になってきました」
    45回目にひとこと「夜、トイレに行くのが1回でいいようになりました」「インナーマッスル体操(おじぎ体操)をやるようになってから便秘と下痢をしなくなりました」

日常生活の呼吸、睡眠、食事、運動(姿勢・動作)、心の持ち方そして環境のうちの姿勢・動作を見直すだけでもさまざまな症状が連動して改善してくれます。

くわしくは

 姿勢について おじぎ体操 自律神経失調症 をご覧下さい。