よい姿勢、わるい姿勢、まちがった姿勢

よい姿勢 わるい姿勢 まちがった姿勢(一見、よい姿勢にみえる)

正座のイメージ図

よい姿勢

よい姿勢

よい姿勢とは、からだに中心軸が通っていて、へその真後ろの「そへ」がゆるんでいて、胸と背中がひらいている姿勢の事をいいます。

内面的にはからだとこころがリラックスしている姿勢をよい姿勢といいます。

※「そへ」とは
へその真後ろの「そへ」とは、野口体操を考案された野口三千三氏が愛称された言葉です。

そへをゆるめる・命門を開くとお腹に力が入るようになり姿勢がよくなります。

よい姿勢になると
・腰、膝、首、肩などに負担がかからなくなります。
・呼吸が楽になります。
・気の流れ、血液の流れがよくなります。
・自律神経のバランスがよくなります。
・内分泌、代謝がよくなります。
・内臓の機能がよくなります。

すると
・からだとこころが楽になります。

そして
・自然治癒力、免疫力、生命力が高まります。

「ひさご腹」が理想です

わるい姿勢

わるい姿勢

わるい姿勢とは背中を丸めて、胸を閉じて、あごを前に突き出した、いわば、ねこ背の姿勢の事をいいます。

精神的な悩みが続いたり動作に無理があると姿勢が悪くなってきます。

わるい姿勢になると腰や膝や首などからだに負担がかかるだけでなく、精神的にも疲れやすくなります。

まちがった姿勢

まちがった姿勢

まちがった姿勢とは、姿勢をよくしようとした時に、背筋を伸ばすのではなく、腰をそらして胸を張った姿勢をよい姿勢だと勘ちがいしてしまった姿勢の事をいいます。

まちがった姿勢になると、腰が折れた状態になり、お腹に力が入らなくなってしまいます。 すると、腰や膝や首などに負担がかかり、腰痛や膝痛や頭痛などになりやすくなります。内臓も下垂して下腹がポッコリ出てきます。

そして、呼吸も浅くなり精神的にも余裕がなくなってきます。

姿勢をよくしようとして誤解していました…。

ヒトと二足歩行

「ヒトは二足歩行と引き換えに腰痛と内臓下垂、さらに難産という三重の苦難を背負った」といわれています。 
したがって、健康な毎日をすごしていくためには、できるだけ腰に負担がかからない姿勢、できるだけ内臓が下垂しない姿勢を身につけることが重要になります。

おじぎ体操

おじぎ体操、経絡体操で姿勢を調えます(調身)、呼吸を調えます(調息)、そしてこころを調えます(調心)。姿勢を調えると腰、膝、首、肩などに負担がかからなくなります。呼吸が楽になります。からだが楽になるとこころも楽になります。からだとこころがリラックスすると自然治癒力・免疫力・生命力が高まります。そして、さまざまな症状が連動して改善します。

姿勢を正すと、さまざまな事が改善されます

ふだんの生活の「食事」「呼吸」「運動」睡眠」「心の持ち方」のなかの「運動・姿勢」の分野を見直すだけでも、さまざまな症状やさまざまな事が改善します。

からだ

  1. 日常生活の動作が楽になります
  2. 歩くことや走ることが楽になります
  3. 正座が楽になります(茶道・華道などの所作が楽になります)
  4. スポーツの動きが楽に なります
  5. ウエストが引き締まり、バストが豊かになります
  6. 腹式呼吸が身につき、よく声が出るようになります
  7. 腰痛、生理痛、冷え症、便秘、不眠症、胃下垂、骨盤臓器脱、外反母趾などが連動して改善します

こころ

  1. 気持ちが前向きになります
  2. 仕事や勉強に集中できるようになります
  3. 表情が豊かになります
  4. 気力が湧いてきます

人生

  1. 姿勢にはひとりひとりのからだの状態、こころの状態がありのままに表れます。
  2. よい姿勢(自然な姿勢)を身につけると健やかなからだ、康らかなこころ(健康)になります。
  3. よい姿勢になるとものごとの見方、考え方、人生観までも変わってきます。
  4. 人生が楽になります。

まちがった姿勢について

健康法としてヨガや社交ダンスなどを行っていて、腰や膝などが痛くなる人をよくみかけますが、どうしてでしょうか?
からだによいと思って健康法を行うわけですから、だれもが、自分は正しい姿勢で正しい動きをしていると思っています。
しかし、あちこちでの練習風景をみていると、まちがった姿勢、まちがった動きを自分では正しい姿勢、正しい動きだと勘ちがいして、一生懸命に練習している姿をみかけることがよくあります。

姿勢や動作(フォーム)という基本的な段階でつまづくと、練習すればするほど、からだの一部に負担がかかって腰や膝などが痛くなります。そして、精神的にもつらくなって途中でやめていくことになります。

正しいヨガや正しい社交ダンスをしていれば腰や膝などが痛くなるというようなことはほとんどありません。むしろ、よくなっていきます。痛くなるのにはそれなりの理由があります。原因に気づくことが大切です。姿勢を正すと腰や膝に負担がかからなくなり自然に治ってくれます。

ヨガや社交ダンスなどはからだによいということはまちがいありませんが、それは、正しい姿勢で、正しい動きで、ということが前提です。

よい姿勢をしている人が多いスポーツなど
水泳、レスリング、バレーボール、オペラ歌手
外見よりも内容(速さ、強さなど)を重視するスポーツをすると自然によい姿勢になります。

まちがった姿勢をしている人が多いスポーツなど
社交ダンス、剣道、ヨガ、太極拳、ゴルフ、坐禅、トランペット
形(姿勢)を重視するスポーツをすると不自然な姿勢になる場合があります。

スポーツを行う時にかぎらず、日常生活でも、姿勢をよくしようという気持ちが強い人ほどまちがった姿勢(不自然な姿勢)をしている人が多いようです。姿勢にあまり関心のない人は、それなりに自然な姿勢をしています。

動物は自然な姿勢をしています。まちがった姿勢をしている動物をみたことはありません。
間違った姿勢(一見、よい姿勢にみえる)は人間が頭で考えた「勘ちがいした姿勢」のようです。

不自然な姿勢になると知らず知らずのうちにからだの活力が低下します。
そして「自然」にあちこちにさまざまな症状が表れてきます。原因がよくわからないと思われている病気の一因になっていることもあります。

姿勢と人生
どのような姿勢でも生活していくことはできますが、姿勢のあり方によってひとりひとりの健康状態や人生が大きく変わってきます。