1. 鼠径ヘルニア(外鼠径ヘルニア85%、内鼠径ヘルニア12%)
  2. 大腿ヘルニア3%

鼠径ヘルニアは脱腸ともよばれています。本来ならお腹の中にある腸などの内臓が鼠径部にはみ出てきてふくらんだ状態になります。中高年の男性に多い。違和感や不快感があります。

外鼠径ヘルニア
外鼠径ヘルニアは姿勢を正すこと(体操療法・整体)・体重を減らすこと・腸内環境をよくすること(食事療法)で自分で治すことができます。施術者の役割はそのためのアドバイスやお手伝いをすることです。

原因

生活習慣

姿勢・動作(内臓下垂・不自然な腹圧)、体重の増加、体重の減少、過労、そして、精神的なストレスなどが考えられます。くしゃみや便秘などがきっかけになることもあります。

手術

前立腺手術、虫垂炎手術の後に鼠径ヘルニアになることがあります。

素因

元々、鼠径部のヘルニアになりやすい素因があるということも考えられます。素因があっても(腹膜鞘状突起が開存していても)内臓が下垂していなければ、腸が丈夫であれば腸が「穴」に入ることはありません。

姿勢について

ヒトは直立二足歩行に移行したことから腰痛、内臓下垂、そして鼠径ヘルニアなどの苦難を背負ったと言われています。したがって、健康な毎日をすごしていくためには、できるだけ腰部や鼠径部に負担のかからない姿勢、できるだけ内臓が下垂しない姿勢を身につけることが重要になります。

治療

病院で一度診察を受けてから来院されると安心です。

自然との調和

鼠径ヘルニアは生活習慣病という見方をするとわかりやすくなります。生活習慣病を治すためには生活を正して自然治癒力を高めていけばよいのです。そのためには、ふだんの「食事」「呼吸」「運動」「睡眠」「心の持ち方」などの生活習慣をひとつひとつていねいに見直していくこと大切です。鼠径ヘルニアは「運動・姿勢」と「食事・体重」を見直していくことが基本となります。

症状(部分)だけをみるのではなく生活(全体)をみる
からだは丸ごと全体でひとつです。症状(鼠径ヘルニア)を部分的に治そうとするのではなく、生活習慣(姿勢など)を見直して全体(全身)をよくしていくことが大切です。生活を正してからだ全体の気の流れ、血液の流れをよくすることによって部分(鼠径ヘルニア)は「自然」に治ってくれます。

体操療法・整体

骨盤底筋体操、おじぎ体操で姿勢を調えます(調身)、呼吸を調えます(調息)、こころを調えます(調心)。よい姿勢になると腰部や鼠径部に負担がかからなくなります。下垂した内臓も元の位置に戻ってくれます。
からだが楽になるとこころも楽になります。からだとこころがリラックスすると自然治癒力・免疫力・生命力が高まります。そして結果的に鼠径ヘルニアや腰痛、肩こり、頻尿、尿漏れ、痔、子宮筋腫、子宮脱、胃下垂などが連動して改善します。

※胃下垂・内臓下垂(下腹のポッコリ)を治す過程において鼠径ヘルニアが改善していることがよくありました。この出来事から鼠径ヘルニア(脱腸)は内臓下垂を改善することによって治ってくれるということがわかりました。

患者さんの声

  • 「ここの体操(インナーマッスル体操)はじんわり汗がでて気持ちがよい」
  • 「腰はすぐに楽になった」
  • 「あきらめていた むち打ち症による左手のしびれが1回で治った」
  • 2回目で気持ちのよい汗が出てくるのを実感してしみじみとひとこと「これはやった人じゃないとわからないだろうなぁ」
  • 手術をする日も決まっていたがインターネットで双葉整骨院のホームページを見つけて来院して2回目に初回の体操療法の感想を聞かれて ひとこと「手術はしなくてもいいと思った」
  • 「お通じの回数が1日2回になった。頻尿が改善した」
  • 「もっと早くくればよかった」
  • 「からだがあたたかくなってきた」
  • 「よく眠れるようになった」
  • 「ここの体操はこころの分野にもいいような気がする」
  • 「3回目にひとこと「これはすごいなぁ」
  • 両手を合わせておじぎをしながらひとこと「双葉整骨院のホームページに出会ってよかった」
  • 大阪から2泊3日で通って帰る時にひとこと「ほんまに来てよかった」
  • 「2ヶ月でほぼ出なくなりました。インターネットで鼠径ヘルニアを調べると手術でしか治らないと書かれていたので、奇跡を実際に体験した感じです」
  • 「ネットでここにつながってよかった。これも運ですね」
  • 「手術をしないでいいということがわかったので、うれしい」
  • 「ここで体操を終えた時はふくらみが影も形も無くなるんですよ。これはすごいことですよ」
  • 「姿勢を正すだけで出なくなるとは思わなかった」
  • 「体重を減らすだけで出なくなるとは思わなかった」
  • 男性69才。2カ月間で12回通って ひとこと「まったく出なくなった。おなかにくびれができて、ひさご腹のようになってきた」
  • 「いろんな話を聞くだけで治るような気がする」
  • 「手術をしないでよかった!!」
  • 鼠径ヘルニアが改善してからも3ヵ月通い続けて、からだだけではなくこころもスッキリすることを実感して ひとこと「夫を連れてきたいんですよ、ここに」
  • 「出なくなっちゃうから、ふしぎだなあ」
  • 「まったくでなくなった。感心しまくりです。自信を持って広めていって下さい」
  • 「やっぱりあるんだなぁ、手術をしないで治す方法が」
  • 「人助けができていいですね」
  • 「いい仕事していますね」

※1週間に1度通って、2回目で出なくなった人、2週間に6回通って出なくなった人、1週間に1回通って6回目で出なくなった人、3日連続で通って出なくなった人がいます。1年間通って出たり入ったりしている人もいます。

出なくなる日数は本人のこれまでの姿勢のあり方や体重によって変わってきます。そして、これから本人がどのような取り組み方をしていくのかによって大きく変わってきます。(2017年12月)

手術と自然療法

からだの診かた

  1. 症状だけをみるのでなく生活をみる
  2. 部分だけをみるのではなく全体をみる
  3. 表面だけをみるのではなく内面をみる
  4. 結果だけをみるのではなく原因をみる
  5. 病気だけをみるのではなく病人をみる
  6. 対症療法だけを行なうのでなく根本治療を行なう

鼠径部のふくらみは腸内環境が悪くなっていますよ。不自然な腹圧がかかっていますよ。食事や姿勢などの生活習慣を見直して下さい。という大切なお知らせです。からだを守ろうとするありがたいお知らせです。

手術による治療は表面(鼠径部のふくらみ)だけをみて内面(腸の弱り、内臓下垂、体重)はそのままにしていることが多いので根本的な治療とはいえません。対症療法ということになります。再発するかも知れないという不安が残ります。手術をしてから何年かあとに反対側から出てくることもよくあります。また、表面(結果)だけを一時的に糊塗しても内面(原因)は改善されていないので、今後、痔、前立腺肥大、骨盤臓器脱などさまざまな症状が表れてくることが予測されます。

症状(表面)だけをみるのではなく生活(内面)を見直していく自然療法は、全体をみて原因を正していきますので根本治療となります。再発することはほとんどありません。安心していられます。より健康なからだになります。

ヘルニアが戻らなくなって嵌頓状態になった時は外科医のいる病院を受診します。嵌頓がおこるまでにはしばらく時間がありますので、鼠径ヘルニアが出たり入ったりしている段階で治してしまうことが肝腎です。(少なくとも嵌頓しないようなからだにしておくことが大切です)

嵌頓とは(かんとん)

鼠径部のふくらみが元にもどらなくなって、強い痛みを感じる状態を嵌頓といいます。
成人鼠径ヘルニアの人で1年以内に嵌頓になる人は1000人に1人か2人といわれています。

自然治癒について

鼠径ヘルニアにかぎらず、ほとんどの病気・生活習慣病は原因を正していくと(生活を正していくと)自然治癒力が高まって自然に治癒してくれます。
原因を正さないで、これまでと同じような生活を続けていたら鼠径ヘルニアにかぎらず、ほとんどの病気・生活習慣病はなかなか自然に治癒してくれません。

骨盤底筋体操について

オリジナルの「骨盤底筋体操」を行っています。
インナーマッスル体操、体幹トレーニング体操というよび方もできます。

動きは少ないですが、腹式呼吸(丹田呼吸)で行いますので気持ちのよい汗が出てきます。

骨盤底筋体操を行っていて肩や腰が疲れたりするようであれば、それは正しい方法で体操が行われていないからだと思われます。
自然な動き、自然な呼吸で体操すると自然に肛門が締まり、下垂した内蔵も元の位置に戻ってくれます。

骨盤底筋体操の目的は骨盤底筋を鍛えることではなく、下垂した内蔵を元の位置に戻して骨盤底筋に負担がかかからないような体にすることが本来の目的です。内蔵が下垂したまま骨盤底筋を鍛えても疲れるだけで途中でやめてしまいたくなります。症状が改善することもありません。

正しい骨盤底筋体操を身につけると仙骨に柔軟性が出てきて泌尿器、生殖器、消化器の機能がよくなります。
そして結果的に鼠径ヘルニアや頻尿、尿漏れ、前立腺肥大症、ED(勃起障害)、生理痛、痔、子宮筋腫、子宮脱などが連動して改善してくれます。

腹圧について

よい姿勢、よい動作で生活していると下腹に力が入り自然な腹圧がかかります。わるい姿勢、わるい動作で生活していると下腹に力が入らないため不自然な腹圧がかかります。

よい姿勢で自然な腹圧がかかる状態であれば激しいスポーツや力仕事をしても大丈夫です。
わるい姿勢で不自然な腹圧がかかると何げない動作で尿もれが生じたり、痔や鼠径ヘルニア、骨盤臓器脱などになることがあります。

健康な毎日をすごすためには(鼠径ヘルニアを治すためには)、下腹に力が入り自然な腹圧がかかるような姿勢・動作を身につけることが大切です。

鼠径ヘルニアも生活習慣病です

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは以前は手術することが多かったのですが、最近はほとんど手術することはなくなりました。生活習慣(姿勢・動作など)を見直して腰部への負担を少なくしていけば自然に治ってくれます。

何年か前までは手術をすることが多かったのですが、最近は生活習慣病という見方が一般的になってきています。痔はほとんど手術をしないで治せる(治る)ようになってきました。

成人の鼠径ヘルニア

一般的に鼠径ヘルニアは手術しないと治らない、といわれていますが、そうではありません。鼠径ヘルニアといえども原因(生活)を正せば治ってくれます。
鼠径ヘルニアも、生活習慣病という見方が浸透してくると何年か後には、ほとんどの人が手術をしないで治せる(治る)ようになっているものと思います。

大切なこと

さまざまな症状はからだを守ろうとする大切なお知らせです。
敵ではありません。味方です。症状が表れた時は、これまでの自分自身の生活のあり方を見つめ直すいい機会です。

手術をして一時的にその場をしのぐ方法と生活習慣・生き方を見直して根本的に治す方法のどちらを選択するのかによって今後の健康状態や人生が大きく変わってきます。

よくあるご質問

Q
東京に住んでいますが千葉県は遠いので、近くにある知り合いの治療院を紹介してください。
A

たぶん今のところ「鼠径ヘルニアは手術しないで治る」と提唱しているのは日本では当院だけだと思います。福岡、大阪、長野、名古屋、北海道など全国から通われています。考え方によっては東京から通うのは「近い」ほうかも知れません。

Q
どのくらい通えば治りますか?
A

これは個人差があります。すっと治る人もいれば日時を要する人もいます。鼠径部のふくらみはこれまでの長年の生活で蓄積した結果として表れてきていますので、ある程度の日数はかかる、という見方が一般的だと思います。自分でおじぎ体操を体感すると、どのくらい通えば治るのかが、だいたいわかるようになります。

Q
本当に治りますか?
A

一般的に鼠径ヘルニアは手術をしないと治らないといわれていますので、ほとんどの人は半信半疑で来院されます。しかし、本人が鼠径部がふくらんでいる原因に気がついて、どうすれば元に戻るのか、ということを実際に体感すると手術をするという方法はとらなくなります。自分で自分の体を守ることができるようになるからです。

「自分で治したい」という気持ちがあれば自分で治すことができます。施術者の役割は治し方を的確にアドバイスすることです。

Q
どのくらいの間隔で通ったらいいですか?
A

体操療法のコツを身につけるまでは、できるだけまめに通ったほうがよいと思います。コツを身につけたら通う間隔を少しずつあけていきます。初めのうちは1週間に1回か、1週間に2回ぐらいでよいと思います。毎日、通うという熱心な方もいます。しばらくしたら、2週間に1回、3週間に1回というように少しずつ間隔をあけていきます。

遠方から通う場合は、できるだけ交通費がかからないようにするために、東京や千葉などの知人の家に泊まって3日間位、続けて通うという方法もあります。

Q
子供の鼠径ヘルニアはみてくれますか?
A

小学生の子供は大人と同様な方法(体操療法・食事療法)で治ります。幼児は父親・母親へのアドバイスとなります。(だっこ、おんぶの仕方、体操の仕方、食事など)赤ちゃんは専門医を受診してください。

くわしくは姿勢についておじぎ体操をご覧下さい。

鼠径ヘルニアに関する本

監修 徳永賢次郎